gooddaysホールディングスは反発の動き、21年3月期大幅減益予想の織り込み完了
- 2020/9/18 08:46
- 株式投資ニュース
gooddaysホールディングス<4437>(東マ)は、SEサービスビジネスやリノベーションビジネスなどを展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で大幅減益予想としているが、期後半からの需要回復を期待したい。株価は8月の直近安値圏から反発の動きを強めている。大幅減益予想の織り込みが完了したようだ。出直りを期待したい。
■ITセグメントと暮らしTechセグメントを展開
子会社オープンリソースのITセグメント(SEサービス、請負、物販)と、子会社ハプティックおよびグッドルームの暮らしTechセグメント(リノベーション、不動産仲介・オペレーション、メディア)を展開している。
20年4月にはオープンリソースが、リビングスタイルが保有するインテリア業界向け3Dシミュレーター、ARアプリ、およびインテリア総合メディアを含む全事業を譲り受けた。
■21年3月期は新型コロナウイルスの影響で大幅減益予想
21年3月期の連結業績予想は、売上高が20年3月期比1.3%増の58億31百万円、営業利益が31.7%減の2億60百万円、経常利益が32.9%減の2億57百万円、純利益が34.3%減の1億67百万円としている。第2四半期までは新型コロナウイルスによる営業活動自粛の影響を受けると想定(第2四半期累計は赤字予想)し、通期ベースでも大幅減益予想としている。
第1四半期は、売上高が前年同期比13.4%減の11億87百万円、営業利益が80百万円の赤字(前年同期は57百万円の黒字)だった。新型コロナウイルスの影響で減収・赤字だった。ITは16.6%減収、暮らしTechは8.7%減収だった。
当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響が意識されるが、期後半の需要回復を期待したい。
■株価は反発の動き
株価(20年1月1日付で株式2分割)は8月の直近安値圏から反発の動きを強めている。大幅減益予想の織り込みが完了したようだ。出直りを期待したい。9月17日の終値は1040円、時価総額は約34億円である。