東名は上値試す、21年8月期も収益拡大基調
- 2020/9/29 09:11
- 株式投資ニュース
東名<4439>(東1)は中小企業向け光回線サービスのオフィス光119事業を主力としている。20年8月期大幅増益予想である。21年8月期も収益拡大基調だろう。株価は7月の直近安値圏から切り返して戻り高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■中小企業向け光回線サービスが主力
中小企業向け光回線サービス「オフィス光119」事業を主力として、電力小売取次サービス「オフィスでんき119」や情報端末機器販売などのオフィスソリューション事業、来店型保険ショップ運営のファイナンシャル・プランニング事業も展開している。
中期成長戦略として、販路拡大による「オフィス光119」事業の顧客数拡大を推進している。
■20年8月期大幅増益予想、21年8月期も収益拡大期待
20年8月期連結業績予想(6月11日に売上高を下方、利益を上方修正)は、売上高が19年9月期比6.6%増の115億75百万円、営業利益が34.4%増の8億17百万円、経常利益が32.3%増の8億66百万円、純利益が16.4%増の5億94百万円としている。
第3四半期累計は「オフィス光119」事業が牽引して前年同期比5.9%増収、43.6%営業増益だった。ストック売上比率は85.0%となった。
通期もストック型ビジネスの「オフィス光119」事業が牽引して大幅増益予想としている。第3四半期累計の進捗率は売上高が74.0%、営業利益が82.3%と順調だった。通期ベースで好業績を期待したい。また21年8月期も収益拡大基調だろう。
■株価は上値試す
株価(20年1月1日付けで株式3分割、20年7月3日付で東証マザーズおよび名証セントレックスから東証1部および名証1部に市場変更)は、7月の直近安値圏から切り返して戻り高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。9月28日の終値は1339円、時価総額は約105億円である。