ライトアップは急伸して高値に接近、21年3月期大幅増収増益予想
- 2020/10/2 08:26
- 株式投資ニュース
ライトアップ<6580>(東マ)は中小企業を主たる顧客層として、総合的な経営支援やWebマーケティング支援などを展開している。21年3月期大幅増収増益予想である。第1四半期の進捗率は低水準だったが、期初時点で下期偏重の計画としている。通期ベースで収益拡大を期待したい。株価は急伸して18年6月IPO時の上場来高値に接近している。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■中小企業向け総合経営支援やWebマーケティング支援を展開
中小企業を主たる顧客層として、総合的な経営支援やWebマーケティング支援などを展開している。
事業区分は、経営課題解決エンジンサービス(Jエンジン)やIT商材仕入・開発サービス(JDネット)などのクラウドソリューション事業、およびメールマーケティング支援サービスやコンテンツ制作などのコンテンツ事業としている。
■21年3月期大幅増収増益予想
21年3月期業績(非連結)予想は、売上高が20年3月期比12.8%増の20億89百万円、営業利益が57.3%増の4億05百万円、経常利益が57.9%増の4億04百万円、純利益が82.6%増の2億80百万円としている。クラウドソリューション事業のコンサルティングサービスにおいて、営業支援「JDネット」サービスと経営課題解決エンジン「Jエンジン」を軸として拡販を推進する。
第1四半期は売上高が前年同期比9.6%増の3億45百万円、営業利益が26百万円(前年同期は28百万円の赤字)だった。コンサルティングサービスの大幅伸長が牽引して黒字化した。
第1四半期の進捗率は低水準だったが、公的支援制度活用や納期の関係で、期初時点で下期偏重の計画としている。通期ベースで収益拡大を期待したい。
■株価は急伸して上場来高値に接近
株価は急伸して18年6月IPO時の上場来高値に接近している。目先的には過熱感を強めているが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。9月30日の終値は3450円、時価総額は約100億円である。