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ケイアイスター不動産が無人内覧型モデルハウスに遠隔接客サービス「RURA」を導入
- 2020/10/5 11:48
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■音声案内により非接触型営業をバージョンアップ
ケイアイスター不動産<3465>(東1)は10月5日、生活スタイルなどの変化に対応する新戦略商品として8月にオープンした規格型注文平屋住宅「IKI(粋:イキ)」の群馬県・高崎展示場に、タイムリープ株式会社(東京都千代田区)の遠隔接客サービス「RURA(ルーラ)」<特許出願中>を導入した。
■新戦略商品の規格型平屋注文住宅の展示場に導入
この遠隔接客サービス「RURA(ルーラ)」は、インターネット越しに店舗の接客を行なうことができるサービスで、特許出願中の独自システムにより、複数店舗をまたいで接客できる。接客の一部を遠隔で集約することにより、店舗のランニングコストを大幅に下げることが可能。6月18日にサービスリリースを行なって以降、50社以上の企業から問い合わせが舞い込んでいるという。
■内覧者は質問などができ「無人」の不便さを解消
ケイアイスター不動産では、無人内覧システムを2019年12月に「はなまるハウス高崎展示場」に導入した。以後、内覧客の滞在時間が延び、購買意欲が高まるというメリットが広がった一方で、タブレットを用いた文字での案内としたため、内覧順路や説明文の見逃しなど、幾つかの課題が浮かび上がっていた。
■規格型注文平屋住宅「IKI」は割高というイメージがある平屋の住宅を斬新で廉価に
こうした課題に対し、RURAによる遠隔接客サービスは、音声での案内が可能なため、無人であるがゆえの不便さをかなり解消することが可能になった。また、非接触型営業の拡充を図る上でも有効になる。より充実した無人内覧型モデルハウスの運営が可能になった。
規格型注文平屋住宅「IKI」は、一般的に二階建て住宅と比較すると割高というイメージがある平屋の住宅を、シンプル+スマート+効率的+低コストとして無駄を省いた商品で、商品価格は、17坪(約56.2㎡)590万円から、となり、月々の住宅ローン返済額1万円台から購入を可能にした。この戦略商品の展示場に、最新の遠隔接客サービスをいち早く導入した。
同社のモデルハウスでは、内覧客は自由に内覧が可能だ。そして、いざ聞きたい事がある場合、質問に回答できるスタッフはいないが、RURAを導入することで遠隔サポートができ、無人でも疑問を残すことなく内覧できる。これまでの課題であった案内文の見逃しや内覧順序も、内覧者に合わせた対応が可能になった。
また、RURAでは、内覧客との会話をオリジナルのキャラクター越しで行うことに加えて、リアルタイムボイスチェンジの仕組みを使う。これにより、「熱烈過ぎる接客」など感じることなく、人目を気にせずにリラックスして内覧できるという。(HC)