極東産機は底固め完了、21年9月期収益改善期待
- 2020/10/7 08:50
- 株式投資ニュース
極東産機<6233>(JQ)は、インテリア内装施工機器・工具・副資材や畳製造装置などを展開している。20年9月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、21年9月期の収益改善を期待したい。株価は3月の安値を割り込まずに推移して底固め完了感を強めている。出直りを期待したい。
■インテリア・畳関連を展開
BtoBのプロフェッショナルセグメント(インテリア内装施工機器・工具・副資材などのインテリア事業、畳製造装置などの畳事業)を主力として、BtoCのコンシューマセグメント(特殊機能畳販売や畳替えサービスなどのコンシューマ事業、ソーラー発電システム販売施工のソーラー・エネルギー事業、売電事業)、およびインダストリーセグメント(産業機器事業、食品機器事業)を展開している。
20年10月1日付けで、自動車業界向けにウォータージェット技術やロボット技術を生かした各種自動化システムを企画・開発・販売するファブレス企業のROSECCの子会社化が完了した。
■20年9月期減収減益予想、21年9月期収益改善期待
20年9月期業績(非連結)予想(8月11日に下方修正)は、売上高が19年9月期比12.2%減の80億40百万円、営業利益が75.1%減の61百万円、経常利益が98.8%減の2百万円、純利益が98.8%減の1百万円としている。
新型コロナウイルスによる催事中止、営業自粛などの影響で減収減益予想としている。ただし緊急事態宣言解除後の6月以降は回復傾向としている。21年9月期の収益改善を期待したい。
■株価は底固め完了
株価は軟調展開だが、3月の上場来安値を割り込まずに推移して底固め完了感を強めている。出直りを期待したい。10月6日の終値は470円、時価総額は約25億円である。