プロレド・パートナーズは上値試す、20年10月期2桁増収増益予想

株式市場 銘柄

 プロレド・パートナーズ<7034>(東1)は、完全成果報酬型コンサルティングを展開する経営コンサルティングファームである。20年10月期は2桁増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価は第3四半期決算発表を機に高値圏で乱高下の形だが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■完全成果型の経営コンサルティングファーム

 コストマネジメント、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)、セールスマネジメントを中心に、完全成果報酬型コンサルティングを展開する経営コンサルティングファームである。

 20年8月には事業投資・ハンズオン経営支援を行う子会社ブルパス・キャピタルを設立した。また環境・食品安全衛生領域を中心にコンサルティング事業を展開する知識経営研究所を子会社化した。

■20年10月期2桁増収増益予想

 20年10月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年10月期比31.3%増の34億68百万円を見込み、営業利益が16.0%増の12億35百万円、経常利益が17.9%増の12億33百万円、純利益が12.2%増の7億66百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比25.6%増の24億58百万円、営業利益が16.5%増の9億84百万円だった。新型コロナウイルスの影響で、複数のプロジェクトで顧客側都合による売上の期ズレが発生したが、累計ベースでは全体として案件数が順調に増加し、人材投資負担を吸収した。そして第3四半期累計の進捗率は売上高が70.9%、営業利益が79.7%と概ね順調である。通期も収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価(20年4月28日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、第3四半期決算発表を機に急反落し、その後は一転急伸して上場来高値を更新するなど高値圏で乱高下の形だが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。10月8日の終値は5480円、時価総額は約612億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る