帝国ホテルが出直り強める、「GoToトラベル」効果や財務・不動産事業など見直される
- 2020/10/13 09:41
- 材料でみる株価
■「GoTo」高級・高価格帯を中心に需要旺盛と伝えられる
帝国ホテル<9708>(東2)は10月13日、飛び出すように出直りを強めて始まり、取引開始後は7%高の1986円(126円高)をつけて戻り高値に進んでいる。
「GoToトラベル」の宿泊割引などに充当する政府の給付金が、高級・高価格帯の旅行を中心に当初給付の上限に近づき、一部で割引を制限する動きが出ていると伝えられる中で、政府が追加給付を柔軟に行う方針と伝えられ、高級ホテルの代名詞銘柄として「GoTo効果」を見直す動きが強まったとの見方が出ている。
また、10月初には、「財務に厚み、コロナでも耐久力、不動産賃貸が下支え」(日本経済新聞10月3日付朝刊)と伝えられており、評価不足を意識する動きもあるようだ。(HC)