東宝が通期の業績予想を大幅増額し営業利益は従来予想を40%引き上げる

■映画「今日から俺は〓劇場版」などヒットし新型コロナ助成金も

 東宝<9602>(東1)は10月13日の取引修了後、第2四半期の連結決算と2月通期の連結業績予想の増額修正を発表し、通期の連結営業利益は従来予想を40.0%引き上げて140億円の見込み(前期比では73.5%減)とし、親会社株主に帰属する当期純利益は同じく80.9%引き上げて90億円の見込み(同75.4%減)とした。

 主力の映画事業で、「今日から俺は〓劇場版」および「コンフィデンスマンJPプリンセス編」のヒットにより、第2四半期累計期間(2020年3月~8月)までの業績が当初予想を上回ったこと、また、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例措置の適用を受けた雇用調整助成金などを計上したこと、などが要因。

 第2四半期の連結決算(20年3月~8月、累計)は、新型コロナウイルス感染症の影響により、売上高に相当する営業収入が前年同期比48.6%減の739.91億円となり、営業利益は同78.8%減の70.98億円、四半期純利益は同83.4%減の37.95億円だった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る