歯愛メディカルは歯髄再生治療の展開などに期待強く2年ぶりの高値

■来4月には過去の抜髄治療済み分も治療適用になり患者急拡大

 歯愛メディカル<3540>(JQS)は10月14日の後場寄り後に6%高の9150円(550円高)をつけ、2018年6月以来の高値水準に進んでいる。

 歯髄幹細胞による世界初の歯髄再生治療を今年6月にグループ会社アエラスバイオ(神戸市)が実用化しており、今後の展開などに期待が強まっている。

 歯髄再生治療では、9月から、乳歯や親知らずなどの不要歯から取り出した歯髄幹細胞を長期凍結保管して将来の歯髄再生治療に役立てる「歯髄幹細胞バンク」を開始した。

 同社発表によると、今年6月に実用化した歯髄再生治療は、現在は不可逆性歯髄炎によって歯の神経を抜いた直後のみを治療の対象としているが、2021年4月には、過去に抜髄治療済みの歯に対しても治療の適用範囲を拡大する計画で、治療対象になる方は国内で1200万人と推計され、今後、より多くの方が歯髄再生治療の対象になるという。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る