不二硝子が再びストップ高、ツインバード急伸に触発されたとの見方で投機色再燃

■米国で新型コロナワクチン保管・輸送体制を拡充の動き

不二硝子<5212>(JQS)は10月26日、前場にストップ高の1535円(300円高)で売買されたまま後場は買い気配で始まり、急反発となっている。

 注射液用アンプル容器などで知られ、ツインバード工業<6897>(東2)が米国のワクチン保管・輸送会社向けにフリーザーボックスの受注が2倍との23日付発表を受けストップ高買い気配となっているため連想買いが集まったようだ。

 その前段として、10月20日以降、ユニセフの注射器10億本備蓄計画などが材料視されて3日連続ストップ高を演じており、類似した材料に反応しやすくなっていたとの見方がある。8月中下旬には新型コロナワクチン容器への期待などで600円台から1週間ほどで4倍近く急騰したため、動き出すとつい値幅妙味がカキ立てられるとの声もある。(HC)

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