マーチャント・バンカーズがエストニアでの事業統括会社としてBFH社を子会社化

■暗号資産交換所「ANGOO Fintech」の運営を11月から移管

マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は10月26日の取引終了後、現在14.9%出資している株式会社バルティック・フィンテック・ホールディングス(東京都千代田区、以下「BFH社」)への出資比率を50%として子会社化すると発表した。

 そして、これまで、子会社MBKブロックチェーン株式会社が行ってきた欧州エストニアでの暗号資産(仮想通貨)交換所「ANGOO Fintech」(アンゴウフィンテック)の運営を2020年11月よりBFH社に移管するなどで、マーチャント・バンカーズグループのエストニアでの事業統括会社と位置づけるとした。

 マーチャント・バンカーズグループは現在、エストニアでの事業として、暗号資産(仮想通貨)交換所「ANGOO Fintech」で、(1)法定通貨(円、ドルやユーロなど)から仮想通貨への交換、(2)仮想通貨から法定通貨への交換、(3)送金サービス(法定通貨も含む)、(4)クレジットカードと連携した「ANGOO Fintech」口座での、ショッピング等の代金の決済サービス(法定通貨も含む)、(5)クレジットカードからの「ANGOO Fintech」口座への入金サービス、を行っている。

 これらについて、BFH社として、暗号資産(仮想通貨)交換所「ANGOO Fintech」の運営を行うこととし、グループにおける「ANGOO Fintech」の位置づけを明確化して、エストニアでの事業に取り組むとした。

 また、BFH社として、M&Aや業務提携により、ブロックチェーン技術をベースとした決済プラットフォーム事業など、エストニアを起点に、在エストニア日本国大使館や、エストニア政府との協力関係を生かし、世界各国に展開していくとした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る