綿半HDが第2四半期、3月通期の利益予想を増額修正、「巣ごもり需要」など想定以上

■利益増額は2度目、第2四半期の営業利益は前年同期の2.5倍に

綿半ホールディングス(綿半HD)<3199>(東1)は10月26日の取引終了後、2021年3月期・第2四半期(2020年4~9月、累計)、および3月通期の連結業績予想の修正を発表し、第2四半期累計の予想営業利益は従来予想を29.9%引き上げて23.0億円の見込み(前年同期の2.5倍)、とし、同じく親会社株主に帰属する四半期純利益は35.6%引き上げて15.44億円の見込み(同2.8倍)とした。第2四半期の決算発表は10月29日を予定する。

 第2四半期累計期間は、引き続き新型コロナによる「巣ごもり需要」が想定以上に継続し、DIY・園芸用品など、利益率の高い商品が好調に推移した。また、原価低減、販売促進費の削減、リモート会議の活用による交通費の削減なども寄与した。売上高は小幅下方修正したが、利益予想の増額修正は7月30日発表に続いて2度目になる。

 また、3月通期の連結業績予想については、小売事業における新規出店、改装の前倒しによるコスト増加や一部休業の影響、建設事業において新型コロナウイルス感染症の影響による工期の遅れや受注の減少が見込まれるとしたが、営業利益は従来予想を5.1%引き上げて31.0億円の見込み(前期比17.6%増)とし、親会社株主に帰属する当期純利益は同11.4%引き上げて21.0億円の見込み(同38.2%増)とした。新たな予想1株利益は106円06銭。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る