フロンティアインターナショナルは下値切り上げ、21年4月期は後半回復期待

株式市場 銘柄

 フロンティアインターナショナル<7050>(東マ)は、イベント企画・制作会社としてプロモーション事業を展開している。21年4月期予想は未定としている。当面は新型コロナウイルスの影響が避けられないが、後半の回復基調を期待したい。株価は安値圏でモミ合う形だが徐々に下値を切り上げている。業績悪化懸念の織り込み完了して出直りを期待したい。

■イベント企画・制作会社としてプロモーション事業を展開

 イベント企画・制作会社として、プロモーション事業(イベントプロモーション、キャンペーンプロモーション、PR、スペースプロデュース、デジタルプロモーション、店頭販売支援)を展開している。

 企画・制作・演出・運営といった種々の機能によって生成されるトータル・プロモーションを特徴・強みとしている。20年4月期の実施案件の一例として、初の無観客開催となった「東京ガールズコレクション 2020S/S」イベントの運営・進行などがある。

■21年4月期は新型コロナ影響だが後半回復期待

 21年4月期連結業績予想は未定としている。第1四半期は、売上高が前年同期比25.8%減の19億70百万円、営業利益が1億94百万円の赤字(前年同期は1億20百万円の黒字)だった。新型コロナウイルス感染予防のためのイベント自粛や外出自粛の影響を受けた。

 通期ベースでも新型コロナウイルスの影響が避けられないが、イベントのオンライン化や、インフルエンサーを活用した高品質なLive生配信イベントパッケージ開発などの対策を進めている。後半の回復基調を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価は安値圏でモミ合う形だが徐々に下値を切り上げている。業績悪化懸念の織り込み完了して出直りを期待したい。10月27日の終値は1437円、時価総額は約65億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る