【株式市場】日経平均は後場も軟調で3日続落だが好決算銘柄が高く材料株も活況

株式

◆日経平均は2万3418円51銭(67円29銭安)、TOPIXは1612.55ポイント(4.98ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億8305万株

 10月28日(水)後場の東京株式市場は、スペインに続きフランスでも再び対コロナ行動制限の可能性が伝えられ、個別物色の展開になった。正午に四半期決算と業績予想の増額修正を発表したインフォコム<4348>(東1)、13時に発表したニフコ<7955>(東1)などが一段高。ただ、日経平均は2万3400円(90円安)前後で一進一退を続け、大引けは3日続落となった。東証マザーズ指数も安い。

 後場は、田岡化学<4113>(東2)が中国の環境車政策を受けて次第高。大塚家具<8186>(JQS)は正午に社長交代などを発表し、一転買い気配となりストップ高。小田原エンジニアリング<6149>(JQS)は電動キックボード普及の期待で一段ジリ高。KIYOラーニング<7353>(東マ)は大手投信が小型成長株として保有とされて一段上値を指向。

 28日上場のプレミアアンチエイジング<4934>(東マ)は10時9分に公開価格4140円を37.0%上回る5670円で初値をつけ、高値は前場の5870円、大引けは5260円。さくらさくプラス<7097>(東マ)は10時26分に公開価格2330円を47.4%上回る3435円で初値をつけ、高値は前場の3440円、大引けは2735円。

 東証1部の出来高概算は11億8305万株(前引けは4億9823万株)、売買代金は2兆3564億円(同9567億円)。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は634(前引けは442)銘柄、値下がり銘柄数は1480(同1645)銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けは4業種)の値上がりにとどまり、値上がりした業種は、精密機器、小売り、その他製品、電気機器、情報/通信、電力/ガスだった。(HC)

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