静岡銀と山梨中央銀が逆行高、包括業務提携「静岡・山梨アライアンス」など注目される

■21年度開通の中部横断自動車道により一層緊密な交流など想定

静岡銀行<8355>(東1)は10月29日、9時20分を過ぎて708円(2円高)まで上げる場面を見せて底堅く推移し、山梨中央銀行<8360>(東1)は878円(7円高)まで上げ、その後も堅調に推移している。

 28日の取引終了後に包括業務提携「静岡・山梨アライアンス」を発表し、全体相場の下げに逆行高となっている。

 両行は28日の取引終了後、包括業務提携を行うと発表。営業エリアが隣接県として経済的結びつきが強いこと、2021年度に予定されている中部横断自動車道の全面開通により一層緊密な交流が見込まれること、などを踏まえ、双方の持続的成長を通じて地域金融機関としての使命を果たしていくとした。

 両行では、2019年7月にNEXCO中日本(中日本高速道路株式会社)を加えた3社による連携協定を締結し、地方創生に資する協業を進めてきたという。(HC)

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