Amaziaは調整一巡、21年9月期も収益拡大基調

株式市場 銘柄

 Amazia<4424>(東マ)はマンガアプリ事業を展開している。20年9月期は巣ごもり需要も寄与して大幅増収増益予想である。ユーザー数が増加して上振れの可能性が高いだろう。21年9月期も収益拡大基調を期待したい。株価は上値を切り下げる形でやや軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■マンガアプリ事業を展開

 マンガアプリ事業を展開し、フリーミアム型マンガアプリ「マンガBANG!」、デビュー前マンガ作家発掘・育成を目指すマンガ投稿サービス「マンガEpic!」を運営している。20年6月には女性向けエンターテインメントアプリ「Palfe」を開始した。収益は課金および広告収入である。

 成長戦略として、大手出版社との取引強化や積極的なマーケティング活動による「マンガBANG!」の拡大、海外展開などを推進している。20年10月には、海外において日本のマンガやアニメを好むユーザーの獲得を目指す第一弾として、アニメ・マンガ関連英語ニュースサイト「Tokyo Anime News」をリリースした。

■20年9月期大幅増収増益予想、21年9月期も収益拡大基調期待

 20年9月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年9月期比2.2倍の73億40百万円、営業利益が2.2倍の9億円、経常利益が2.3倍の8億94百万円、純利益が2.0倍の6億08百万円としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比2.3倍の53億94百万円、営業利益が2.4倍の7億70百万円だった。巣ごもり需要も寄与して大幅増収増益だった。ユーザー数が増加し、ユーザー決済率も上昇した。進捗率が高水準であり、通期予想は上振れの可能性が高いだろう。さらに21年9月期も収益拡大基調を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価(20年4月1日付けで株式2分割)は3月の上場来高値から反落して上値を切り下げる形だ。やや軟調だが調整一巡して出直りを期待したい。10月29日の終値は3390円、時価総額は約227億円である。

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