TDKは業績・配当予想の増額など好感されて反発

■自動車向けが急速に回復、日経平均200円高の一翼を担う

 TDK<6762>(東1)は11月2日、大きく反発し、取引開始後は1万②600円(390円高)まで上げて出直っている。前週末取引日・10月30日に第2四半期決算と3月通期業績予想の増額修正、期末配当の増配などを発表し、注目再燃となった。日経平均200円高の一翼を担っている。

 3月通期の連結業績予想は、各利益とも従来予想を6割近く引き上げ、営業利益は従来予想を57.1%引き上げて400億円の見込みに、当社株主に帰属する当期純利益は同じく58.3%引き上げて760億円の見込みとした。

  第2四半期までの推移が、エレクトロニクス需要の回復基調などにより期初想定を上回った上、第2四半期に入り、自動車市場向けの受注が急速に回復してきたことなどが要因。

 こうした推移を受け、9月中間配当、3月期末配当も従来予想を引き上げ、期末配当予想は1株につき10円増額し90円の予定とした。年間の配当予想は、前期と同じ180円となる。(HC)

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