ハウスドゥグループのフィナンシャルドゥが高知銀行、四国総合信用とリバースモーゲージ保証事業で提携

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■高知銀は地域貢献を念頭に四国4行の共同事業として展開

ハウスドゥ<3457>(東1)の連結子会社フィナンシャルドゥは11月4日午前、四国総合信用株式会社(四国総合信用)の再保証を行う方式で高知銀行<8416>(東1)が同日より提供するリバースモーゲージローン「こうぎんいきいきライフ応援団」の債務保証業務を行うと発表した。

■リバースモーゲージ保証の提携金融機関は21行庫に

 フィナンシャルドゥのリバースモーゲージ保証に関する提携金融機関は、11月2日に開始した川口信用金庫(本店:埼玉県川口市、かわしん)の事業で20行目に達している。

 リバースモーゲージは、家に住み続けながら資金調達ができ、返済完了は借主がお亡くなりになられたあとでも可という不動産活用法。高齢化が進む日本において、様々な資金使途に活用できるシニア世代向けの資金調達方法として、大手金融機関をはじめとした取り扱い機関が増加し注目を集めている。

 高知銀行は、地域社会への貢献を念頭に四国内の銀行4行の共同事業として設立された四国総合信用とともに、老後の生活資金ニーズ等への対応として、「こうぎんいきいきライフ応援団」を開始した。

 リバースモーゲージは、利用期間が長期間と想定され、担保不動産の売却で元金を返済する仕組みであるため、導入に慎重な金融機関も多く、市場へ浸透しているとは言い難い面もある。

 そこで、不動産売買のノウハウと全国650店舗を超える不動産販売網を持つ「ハウスドゥ!」グループのフィナンシャルドゥが、適正かつ迅速な不動産担保評価に基づく債務保証を行うことで、同銀行の意向に合致したリバースモーゲージの取り組みをサポートする事となった。

 また、「ハウスドゥ!」のネットワークを活用すると、万が一、借主がお亡くなりになられた場合には、相続人の方がハウスドゥ!のネットワークを活用したハウス・リースバックや不動産仲介等ご利用することで、相続手続きを円滑に進めることも可能になる。(HC)

【高知銀行の「こうぎんいきいきライフ応援団」概要】
<対象顧客>申込時年齢満50歳以上80歳以下の方、配偶者がいる場合、配偶者の年齢が50歳以上であること、年金等の安定収入が120万円以上であること(年収合算は不可とする)、本人名義、または配偶者との共有名義の自宅に原則として夫婦2人、または1人暮らしであること、四国総合信用、フィナンシャルドゥの保証が得られる方
<資金使途>自由(ただし、事業性資金、投機・投資資金等は除く)
<返済期間>1年ごとに債務者または高知銀行からの申出がない限り自動更新、ただし、契約者死亡後の6か月後の月末まで
<融資金額>200万円以上10,000万円以下
<貸越利率>変動金利:年5.00%(2020年11月4日現在)
<返済方式>期限一括
<担保>債務者が所有する不動産(原則、居宅)に四国総合信用を根抵当権者とする当座貸越極度額の120%の第一順位根抵当権を設定
<保証人>不要、債務者以外の担保物件所有者は物上保証人とする

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