シナネンHDは東京都品川区の土地譲渡益21億円が注目され午後一段高

■均等分筆地の半分を第4四半期に計上、もう一方は未定

 シナネンホールディングス(シナネンHD)<8132>(東1)は11月9日の後場一段と強含み、14時にかけて3125円(100円高)まで上げて続伸幅を広げている。13時に固定資産の譲渡と特別利益の計上を発表し、注目が再燃した。

■譲渡先はオフィス棟など建設しシナネンHDはオフィス棟を譲りうけ本社機能を移転

 発表によると、資産効率の向上及び財務体質の改善を図る目的で、A土地(東京都品川区)を譲渡益21億円で、B土地(同)を譲渡益未定(帳簿価額セロ円)で譲渡するとした。引き渡し時期は、A土地が2021年3月下旬の予定で、B土地は未定。これにともない、2021年3月期・第4四半期に21億円を特別利益として計上する。

 なお、両土地は隣接地で、合筆したあと均等に分筆することを前提とし、それぞれについて不動産売買契約を締結する。譲渡先は、両土地にオフィス棟とマンション棟を建設し、シナネンHDはこのオフィス棟を譲りうけて本社機能を移転する予定とした。(HC)

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