日本航空が21%高、新型コロナワクチンの実用化に期待再燃し昨日の16%安から劇的な急反発

■昨日は新株発行増資の発表を受けて急落し大引けも11%安

日本航空<9201>(東1)は11月10日、劇的な急反発となり、9時30分にかけて21%高の1980円(339円高)まで上げてV字急回復となっている。米ファイザーが開発中の新型コロナワクチンの有効性が90%との報道を受け、旅客需要などに回復の期待が高まった。

 米製薬大手ファイザーがドイツのビオンテックと開発している新型コロナワクチン候補が90%を超える確率で効果を得たと伝えられた。ブルームバーグニュースなどによれば、この新薬候補は2回投与する必要があるが、月内にも緊急使用許可(EUA)申請に進む可能性があるという。

 同社株は昨9日、新株発行増資の発表を受けて株式価値の希薄化懸念から一時16%安(287円安の1556円)まで急落し、終値も11%安(202円安の1641円)だった。(HC)

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