ハウスドゥは上値試す、21年6月期1Q大幅増収増益

(決算速報)
 ハウスドゥ<3457>(東1)は11月10日の取引時間終了後に21年6月期第1四半期の連結業績を発表した。大幅増収増益だった。売上高が第1四半期として過去最高となり、その他販管費のコントロールも寄与した。通期予想は据え置いて大幅増益予想(レンジ予想)としている。通期ベースでも収益拡大を期待したい。株価は戻り高値圏だ。大幅増収増益を好感して上値を試す動きとなりそうだ。

■21年6月期1Qは大幅増収増益、通期も収益拡大期待

 21年6月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比24.1%増の75億23百万円、営業利益が8.4倍の3億15百万円、経常利益が7.3倍の2億57百万円、純利益が1億52百万円(前年同期は0百万円)だった。

 フランチャイズ事業(20.5%増収)、金融事業(35.1%増収)、不動産売買事業(2.1倍増収)が牽引して売上高が第1四半期として過去最高となり、売上総利益が増加した。コスト面では成長強化事業への継続投資で人件費や広告宣伝費が増加したが、その他販管費のコントロールも寄与した。なおハウス・リースバック事業は41.1%減収だが、保有残高の積み上げに注力して仕入契約件数が21.7%増加した。

 通期の連結業績予想(レンジ予想)は据え置いて、売上高が339億76百万円~375億32百万円(20年6月期比3.3%増~14.2%増)、営業利益が27億13百万円~35億12百万円(43.3%増~85.5%増)、経常利益が25億円~33億円(45.7%増~92.2%増)、純利益が16億50百万円~21億78百万円(60.1%増~111.3%増)としている。

 新型コロナウイルス影響が徐々に縮減すると想定し、各種取り組み効果で大幅増益予想としている。通期ベースでも収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は戻り高値圏だ。第1四半期の大幅増収増益を好感して上値を試す動きとなりそうだ。11月10日の終値は1313円、時価総額は約256億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る