シャノンは反発の動き、21年10月期収益拡大期待

株式市場 銘柄

 シャノン<3976>(東マ)はマーケティングクラウドを展開している。20年10月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、オンラインカンファレンスサービスなどへの取り組みの成果で売上が回復傾向だ。21年10月期の収益拡大を期待したい。株価は9月の戻り高値圏から急反落してモミ合う形だったが、調整一巡して反発の動きを強めている。上値を試す展開を期待したい。

■マーケティングクラウドを展開

 企業のマーケティング課題を解決するマーケティングクラウド、および関連する総合コンサルティング・アウトソーシングサービスを展開している。シャノンマーケティングプラットフォームで、MA(マーケティングオートメーション)とEM(イベントマーケティング)のサービスを提供する。

 20年6月にはブイキューブ<3681>と企業のオンラインセミナー開催支援サービスで連携、Jストリーム<4308>と企業のオンラインイベント開催支援サービスで連携した。

■20年10月期は新型コロナ影響だが21年10月期収益拡大期待

 20年10月期連結業績予想(5月28日に下方修正、9月30日に上方修正)は、売上高が19年10月期比5.1%減の17億60百万円で、営業利益が15百万円(19年10月期は36百万円)、経常利益が12百万円(同26百万円)、純利益が10百万円(同24百万円)としている。

 オフライン開催でのセミナー・イベント・展示会の中止・延期・人数制限など、新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、オンラインカンファレンスサービスやバーチャルイベントサービスへの取り組みの成果で売上が回復傾向だ。21年10月期の収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は9月の戻り高値圏から急反落してモミ合う形だったが、調整一巡して反発の動きを強めている。上値を試す展開を期待したい。11月17日の終値は2414円、時価総額は約35億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る