【株式市場】日経平均は3日続落だが11月前半の上げに比べ微調整レベルにとどまりTOPIXは2日続伸

株式

◆日経平均は2万5527円37銭(106円97銭安)、TOPIXは1727.39ポイント(0.98ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億8896万株

 11月20日(金)後場の東京株式市場は、月曜日を含む3連休中の新型コロナ感染動向などが不透明とされ、ひとまず現金化する意向があり、日本航空<9201>(東1)などが一段ジリ安。日経平均は13時頃にかけて一段安の208.75円安(2万5425円59銭)まで下押す場面があった。一方、JR東日本<9020>(東1)などは横ばい推移。日経平均は3日続落、TOPIXは3日ぶりに反発。

■3000円上げて29年ぶり高値のあと500円の調整に

 大引けの日経平均は3日続落となったが、10月末の2万3000円前後から11月17日の2万6057円まで3000円上げた後530円の下げに過ぎず微調整程度にとどまった。

 後場は、日本製鉄<5401>(東1)が一段ジリ高となり、ソニー<6758>(東1)TDK<6762>(東1)が次第に回復ピッチを強め、11月上中旬、日経平均8連騰のときの顔ぶれが再登場との指摘。マスク素材の新内外綿<3125>(東2)や防護服素材の北日本紡績<3409>(東2)が活況高。キムラ<7461>(JQS)は「イオンクラスター除菌脱臭装置」発売が注目され一時急伸しストップ高に達し、Retty<7356>(東マ)はゴールドマンサックス系による大量保有が判明とされ急伸。

 東証1部の出来高概算は10億8896万株(前引けは4億9560万株)、売買代金は2兆2165億円(同9910億円)。1部上場2177銘柄のうち、値上がり銘柄数は1296(前引けは984)銘柄、値下がり銘柄数は788(同1059)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、ゴム製品、金属製品、輸送用機器、海運、非鉄金属、水産/農林、情報/通信、サービス、不動産、銀行、などとなった。(HC)

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