第一三共が上場来高値を更新、新薬開発に加え病院外での管理を目指すアプリ共同開発など注目される

■新型コロナワクチン開発は3月メドに臨床試験を開始の予定

第一三共<4568>(東1)は11月27日、4日続伸基調となり、10時30分にかけて3948円(175円高)まで上げて株式分割を調整後の上場来高値を更新している。

 新型コロナワクチンの開発は2021年3月を目処に臨床試験を開始する予定。11月初には、乳がん患者を対象とした新薬候補の第3相臨床試験開始を発表し、中旬には、近年、がん薬物治療が外来診療により行われることが多く、病院外における倦怠感や疼痛等の適切な管理を目指したアプリの共同開発を発表。総合大手製薬らしい展開として注目されている。(HC)

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