不二硝子が後場ストップ高、急騰後の下げ率4割に達し調整一巡迫るとの見方

■新型コロナワクチン容器への思惑で2倍高の後5日続落し反発

不二硝子<5212>(東2)は11月27日の後場一段と反発幅を広げ、14時を過ぎて一時ストップ高の29355円(500円高)まで急伸。前日までの5日続落から急激に切り返している。

 新型コロナワクチン用の容器の需要に対する思惑や期待を集めて2.5倍近く急騰した後の調整が4割に達し、そろそろ調整一巡との見方が出ている。

 医薬品用及び化粧品用ガラス容器の製造を主力とする医療品容器メーカーで、
11月初旬の1200円台から中旬18日の4100円まで2.4倍に急騰し、直近はこの高値から26日の2425円まで4割の調整となった。第2四半期の連結営業利益(2020年4~9月、累計)は前年同期比40.2%増加するなど好調だった。(HC)

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