【株式市場】出来高・売買代金とも後場急増、日経平均は一時239円安まで下押して5日ぶりに安い

株式

◆日経平均は2万6433円62銭(211円09銭安)、TOPIXは1754.92ポイント(31.60ポイント安)、出来高概算(東証1部)は急増し24億8779万株

 11月30日(月)後場の東京株式市場は、正午過ぎにかけて円高が進んだことを受け、日経平均は前引けを40円強下回る水準で始まった。ソニー<6758>(東1)東京エレクトロン<8035>(東1)は高いまましばらく横ばいを続けたが、トヨタ自動車<7203>(東1)などは取引開始からジリ安基調。日経平均は14時過ぎに238円88銭安(2万6405円83銭)まで下押し、大引けは5日ぶりの下落となった。

 後場は、クボテック<7709>(東1)がいきなり急伸し、画像処理関連事業t-無発足の発表が材料視され、ダイキアクシス<4245>(東1)はインド政府が同社製品を推奨認可との発表で13時過ぎから急伸しストップ高。天昇電気<6776>(東2)医療廃棄物の専用容器が拡大とされ後場ストップ高。スマレジ<4431>(東マ)は大手証券の投資判断が材料視され一段高。不二精機<6400>(JQS)は収益の高進ちょく率などで上げた相場に信用取引規制が入り注目されたが週明けは買い方有利となり一段高。

 本日新規上場のバリオセキュア<4494>(東2)は9時7分に公開価格2250円を4%)下回る2150円で売買が成立し初値がつき、高値は前場の2244円、大引けは2010円。

 東証1部の出来高概算は急増し24億8779万株(前引けは5億9128万株)、売買代金も後場増加して4兆7663億円(同1兆2122億円)。1部上場2177銘柄のうち、値上がり銘柄数は335(前引けは659)銘柄、値下がり銘柄数は1810(同1448)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、その他製品1業種のみ(前引けは8業種)の値上がりにとどまった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る