【株式市場】日経平均は後場37円高まで上げるが伸び悩み3日続伸だが小幅高にとどまる

株式

◆日経平均は2万6809円37銭(8円39銭高)、TOPIXは1775.25ポイント(1.28ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億3343万株

 12月3日(木)後場の東京株式市場は、重工株や海運株が一段と強含んで始まり、11月の上げを牽引した景気敏感株主導の株高の再燃が期待された。半面、新型コロナも懸念され、日経平均は後場寄り後に前場の高値を上回り67円11銭高(2万6868円09銭)まで上げたが、14時過ぎには前場安値(81円75銭安の2万6719円23銭)に急接近し、大引けは3日続伸だが小幅高にとどまった。

 後場は、日本電波工業<6779>(東1)が一段高となり、化学大手の水晶デバイス向けIC工場の火災を受けて値上げ環境が整うとの見方などで戻り高値を更新。テクノフレックス<3449>(東2)は商業施設やビルの換気設備に関連と出直り拡大。ベルトラ<7048>(東マ)は「GoTo」トラベル延長観測などが材料視され一段高。アテクト<4241>(JQS)は衛生検査基材が新型コロナワクチン接種開始とともに繁忙になるとされて後場ストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億3343万株(前引けは5億8021万株)、売買代金は2兆5458億円(同1兆1948億円)。1部上場2177銘柄のうち、値上がり銘柄数は1266(前引けは1349)銘柄、値下がり銘柄数は834(同735)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、空運、パルプ/紙、非鉄金属、輸送用機器、陸運、繊維製品、卸売り、不動産、などとなった。(HC)

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