セグエグループは戻り試す、20年12月期増収増益予想で上振れ余地
- 2020/12/8 08:09
- 株式投資ニュース
セグエグループ<3968>(東1)はITソリューション事業を展開している。20年12月期増収増益予想である。テレワーク関連セキュリティプロダクトが牽引して通期上振れ余地がありそうだ。さらに21年12月期も収益拡大を期待したい。株価は急伸した10月の上場来高値から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。
■ITソリューション事業を展開
ITソリューション事業(ソリューションプロダクト事業、ソリューションサービス事業)として、ITインフラおよびネットワークセキュリティ製品の設計・販売・構築・運用・保守サービスを展開している。海外メーカーのセキュリティ製品の取り扱いを主力として、自社開発品も強化している。
なお20年11月には子会社ジェイズ・コミュニケーションが、自社開発製品のローカル仮想デスクトップ「RevoWorks」で、1案件としては過去最大となる5万ユーザー規模の大型案件を受注したと発表している。売上計上時期は20年12月期から21年12月期第1四半期の間の予定としている。
■20年12月期増収増益予想で上振れ余地
20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比14.2%増の110億12百万円、営業利益が6.0%増の5億81百万円、経常利益が7.2%増の5億94百万円、純利益が6.1%増の4億36百万円としている。
第3四半期累計は、売上高が前年同期比2.3%増の75億46百万円、営業増益が0.9%増の4億42百万円、経常利益が5.6%増の4億64百万円だった。テレワーク関連セキュリティプロダクトが好調に推移して売上総利益率が過去最高となり、成長投資に伴う費用増加を吸収した。
第3四半期累計の進捗率は売上高が68.5%、営業利益が76.1%、経常利益が78.1%と順調だった。テレワーク関連セキュリティプロダクトが牽引して通期上振れ余地がありそうだ。さらに21年12月期も収益拡大を期待したい。
■株価は戻り試す
株価は急伸した10月の上場来高値圏から一旦反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。12月7日の終値は1265円、時価総額は約146億円である。