日本エンタープライズの子会社、業界初!AI画像解析により立体駐車場の出庫を最適化
- 2020/12/10 17:45
- 株式投資News
■所要時間予測提供サービスを開始
日本エンタープライズ<4829>(東1)の子会社である交通情報サービスと丸紅ネットワークソリューションズは、AI画像解析により立体駐車場における出庫の予測所要時間を可視化し情報提供するサービスを12月10日(木)に開始した。
大型商業施設は駐車場も大型で、特に混雑時は出庫に時間を要するとともに、運営事業者側も解消のための人員配置の難しさや顧客からのクレーム増加といった課題を有している。そこで両社は、ATISが課題解決のための企画とプロジェクト進行、丸紅ネットワークが混雑状況を可視化する統合システムを提供。
丸紅ネットワークのAI搭載カメラ『TRASCOPE-AI』を用い、車両台数を計測することで混雑状況を把握するほか、複数のカメラにより車両走行時間や周辺道路状況を解析することで、出庫における所要時間の算出を業界で初めて実現した。
千葉県松戸市の大型商業施設「テラスモール松戸(運営:住商アーバン開発株式会社)」に導入。12月10日(木)から同施設内にサイネージ16面を設置し、30分後、1時間後、2時間後の各出庫予測の表示に加え、同施設公式ウェブサイトにも専用ページを設け、PCやスマートフォンからも各駐車場フロアからの出庫予測(5分毎更新)を閲覧できるようになった。また、駐車場を管理する防災センターにも入出庫の専用モニターを設置している。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、With/Afterコロナとして経済活動との両立や商業施設等でのピークシフトの重要性が叫ばれている。両社は同サービスにより入出庫時間の分散による混雑緩和を促すとともに、サービス向上と最適な人員配置による効率的な施設運営により、経済活動の促進に貢献していくとしている。