プロパティエージェントは上値試す、21年3月期は3回目の上振れの可能性
- 2020/12/11 08:53
- 株式投資ニュース
プロパティエージェント<3464>(東1)は不動産開発販売事業やプロパティマネジメント事業を展開している。21年3月期の営業利益は2回目の上方修正で、レンジ(0.2%減益~5.1%増益)予想としている。さらに3回目の上振れの可能性がありそうだ。株価は年初来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■不動産開発販売やプロパティマネジメントを展開
自社ブランド「クレイシア」シリーズを中心に資産運用型投資用マンションなどの開発・販売を行う不動産開発販売事業、賃貸管理・賃貸仲介・建物管理サービスを提供するプロパティマネジメント事業、および不動産クラウドファンディング事業を展開している。
20年8月には不動産開発販売事業の一部として、ノンアセット事業となる新事業の中古収益不動産マッチング事業「スマートセカンド」を立ち上げると発表した。当該事業で売上高300億円~400億円規模を目指す。
■21年3月期は3回目の上振れの可能性
21年3月期の連結業績予想(8月6日に売上高・利益ともレンジ下限値を上方修正、11月5日に売上高を上方修正、利益レンジ下限値を2回目の上方修正)は、売上高が242億円~250億円(20年3月期比6.7%増~10.3%増)、営業利益が19億円~20億円(0.2%減~5.1%増)、経常利益が15億50百万円~16億50百万円(0.3%増~6.8%増)、純利益が9億50百万円~10億10百万円(0.5%減~5.8%増)としている。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比17.9%減の110億01百万円、営業利益が55.9%減の6億91百万円だった。前期の業者向け取引増加の反動で減収減益だったが、この影響を除くベースでは概ね順調だったとしている。
第2四半期累計が想定していた最低シナリオから上振れて着地したため、通期予想を上方修正した。さらに3回目の上振れの可能性がありそうだ。
■株価は上値試す
株価は年初来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。12月10日の終値は1471円、時価総額は約107億円である。