【株式市場】円高でもトヨタなど高いが日経平均は一時203円安まで下押しさえない

株式

◆日経平均は2万6612円74銭(143円50銭安)、TOPIXは1775.01ポイント(1.20ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億9173万株

 12月11日(金)前場の東京株式市場は、円高にもかかわらず、トヨタ自動車<7203>(東1)が続伸して始まり波状高となり、日本製鉄<5401>(東1)は10時頃に一時軟化したが切り返して堅調など、主力株に強さがみられた。ただ、日経平均は取引開始直後の63円17銭高(2万6819円41銭)を上値に安くなり、一時203円23銭安(2万6553円1銭)まで下押して前引けもさえなかった。

 四半期決算が全体に黒字化した三井ハイテック<6966>(東1)はストップ高、同じく大幅増益のアイモバイル<6535>(東1)は一時ストップ高。同じくベステラ<1433>(東1)神島化学<4026>(東2)は活況高。BASE<4477>(東マ)はネットショップ作成サービスの130万ショップ乗せなどが好感され活況高。出前館<2484>(JQS)は新型コロナ再拡大を受け続伸し10月につけた高値に接近。

 東証1部の出来高概算は6億9173万株、売買代金は1兆6282億円。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は1050銘柄、値下がり銘柄数は1015銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種が値上がりし、輸送用機器、その他製品、空運、非鉄金属、鉱業、電力/ガス、サービス、などが高い。(HC)

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