ハウスドゥが「ハウス・リースバック」で取得した不動産の信託受益権をファンドに譲渡

■保有資産の効率的活用や財務の健全化、収益拡大につながる

ハウスドゥ<3457>(東1)は12月11日の取引修了後、住みながらその家を売却できるサービス「ハウス・リースバック」で取得した個人住宅などの不動産215件について、ファンドであるHLB7号合同会社(東京都千代田区、匿名組合出資)に当該信託受益権を譲渡すると発表した。同日開催の取締役会で決議した。

■帳簿価格は26.58億円、譲渡価格は34.53億円(共に予定)

 同社の「ハウス・リースバック」事業は、先に発表した第1四半期決算での仕入れ契約件数が前年同期比21.7%増加するなど、大幅に伸びている。不動産を活用することで、高齢者や個人事業主をはじめとした様々な不動産所有者の資金ニーズに応えることができるサービスとして、大変に好評を博している。

 こうした中で、同社は、安定的な収益確保と持続的な成長を図るため、取得した個人住宅などの資産を流動化することで、さらなる収益拡大を図る。さらに、保有資産の効率的活用、および財務の健全化につなげ、事業基盤の強化を図る。

 今回、譲渡する資産(信託受益権)は、首都圏・中部圏・近畿圏を中心とした戸建住宅および区分所有建物で、対象不動産件数は215件(1戸当り平均約1600万円)、譲渡価格は34億5300万円(予定)、帳簿価格は26億5800万円(予定)。信託受益権譲渡日2020年12月18日(予定)。

 本件は20年8月に公表した今期・21年6月期の通期業績予想に含まれており、現時点での通期業績予想の変更はないとした。(HC)

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