【株式市場】「GoToトラベル」東京除外観測などで日経平均は後場、上げ幅を縮めるが値を保ち反発

株式

◆日経平均は2万6732円44銭(79円92銭高)、TOPIXは1790.52ポイント(8.51ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億5345万株

 12月14日(月)後場の東京株式市場は、「GoToトラベル」から東京、名古屋を除外する方向とされ、日経平均は前引けからやや値を消して始まった。ただ、円相場が前週のように1ドル103円台に突き進む様子がないとされ、海運、自動車などが堅調で、その他製品も任天堂<7974>(東1)が牽引して高い。日経平均は14時過ぎから一段とダレたが堅調に推移し3日ぶりに反発した。TOPIXは3日続伸。

 後場は、個別物色の色彩が強まり、7割近くがトヨタ<7203>(東1)向けとされる大豊工業<6470>(東1)がハイブリッド車・電気自動車の時代の需要増などに期待とされストップ高で売買をこなし、新日本理化<4406>(東1)は「水素」に関連する材料株とされて大幅続伸。高田工業所<1966>(東1)は製鉄大手の工場IT化が材料とされ後場一段高。スマレジ<4431>(東マ)は主製品への新機能追加などが注目され一段高。

 東証1部の出来高概算は11億5345万株(前引けは5億5615万株)、売買代金は2兆3314(同1兆1248億円)。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は1333(前引けは1789)銘柄、値下がり銘柄数は755(同314)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、情報/通信、鉱業、石油/石炭、建設、非鉄金属、不動産、化学、金属製品、ガラス/土石、卸売り、などとなった。(HC)

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