ビープラッツは調整一巡、21年3月期黒字化予想
- 2020/12/28 08:36
- 株式投資ニュース
ビープラッツ<4381>(東マ)はサブスプリクションのための統合プラットフォームを開発・提供している。21年3月期大幅増収・黒字化予想である。収益拡大を期待したい。株価は9月の年初来高値圏から反落して上値を切り下げる形だが、調整一巡して出直りを期待したい。
■サブスプリクション取引管理ITプラットフォームを展開
ビジネスプラットフォーム事業を展開し、サブスプリクション取引管理ITプラットフォーム「Bplats」をクラウドサービスで提供している。
20年6月には「Bplats」がNTTデータ<9613>の「ECONO―CREA」に採用された。20年10月にはSaaS・サブスク型ツールの社内外手配業務をオンライン化するクラウドサービス「サブかん」の提供を開始した。またSCSK<9719>と「Bplats」の販売で提携した。
12月16日には「Bplats」が、北九州SIerネットワークが21年1月開設予定の「Kitakyushu SIerNet DX Marketplace」のシステムプラットフォームに採用されたと発表している。
■21年3月期大幅増収・黒字化予想
21年3月期連結業績予想は、売上高が20年3月期比46.5%増の7億87百万円、営業利益が26百万円の黒字(20年3月期は1億74百万円の赤字)、経常利益が20百万円の黒字(同1億74百万円の赤字)、純利益が6百万円の黒字(同1億84百万円の赤字)としている。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比27.6%増の3億29百万円、営業利益が26百万円の赤字(前年同期は75百万円の赤字)だった。新規導入やオプション機能追加採用などで、スポット収入が61%増収、ストック収入が14%増収と大幅伸長した。増収効果で赤字縮小した。
通期も新規契約社数の増加やオプション機能追加による安定的・継続的利用を見込み、大幅増収で黒字化予想としている。第2四半期累計売上高の進捗率は41.8%と概ね順調だった。通期ベースで収益拡大を期待したい。
■株価は調整一巡
株価は9月の年初来高値圏から反落して上値を切り下げる形だ。やや軟調だが調整一巡して出直りを期待したい。12月25日の終値は2450円、時価総額は約57億円である。