JFEコンテイナーは「水素ステーション用の蓄圧器」の実用化が注目され一段高
- 2020/12/28 12:19
- 材料でみる株価
■豊田豊栄水素ステーション(愛知県)で25日運用開始
JFEコンテイナー<5907>(東2)は12月28日、一段高と強含み、9時40分過ぎに4310円(190円高)まで上げる場面を見せて今年1月以来の水準を回復している。
25日付で、「水素ステーション用Type2蓄圧器の実用化」~国産初のType2蓄圧器を採用した商用ステーションの実運用開始~、と発表しており、注目されている。
発表によると、「Type2蓄圧器」は、鋼製ライナの胴部に炭素繊維強化型樹脂(Carbon Fiber Reinforced Plastics:CFRP)を巻き付けて高い特性を発現させた複合容器蓄圧器。JFEコンテイナーが設計し、JFEスチール製の鋼管から製造した鋼製ライナの胴部に、三菱ケミカル製の炭素繊維を巻きつけた。耐圧性能を鉄と炭素繊維で最適に分担し、高圧力範囲で長寿命化を実現した。豊田豊栄水素ステーション(愛知県)で初めて採用され、12月25日より運用が開始された。(HC)