CRI・ミドルウェアが年初来の高値を更新、音声データから自然なクチの動きを生成するウェアが『Kizuna AI(キズナアイ)』に採用
- 2020/12/29 11:25
- 材料でみる株価
■12月29日20時からYouTubeで無料配信
CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は12月29日、一段高となり、12%高に迫る2530円(269円高)まで上げる場面を見せて年初来の高値を大きく更新している。
28日午後、音声データから自然なクチの動き(クチパターン)を自動生成する音声解析リップシンクミドルウェア「CRI ADX LipSync」(ADX LipSync)が、バーチャルアーティスト『Kizuna AI(キズナアイ)』によるワンマンライブ「Kizuna AI 2nd LIVE hello,world 2020」に採用されると発表し、注目集中となった。
『キズナアイ』は、世界初のバーチャルYouTuberとして2016年12月に活動を開始して以来、テレビ番組・CM出演や音楽活動など幅広い分野で活躍するバーチャルタレント。
一方、「ADX LipSync」は、入力された音声データの波形をリアルタイムで解析し自動で適切な口の動きを生成する。また、口の形だけでなくマ行・バ行・パ行などの両唇音を発音する際は、いったん唇を閉じるなどの口の開閉まで、実際の発音に即した口パターンを再現することができるという。
歌声の解析も可能で、会話シーンなど通常の発話だけでなく、発音や単語の区切りが不規則になりがちな歌声にも対応しており、高い精度で口の動きを生成することが可能。生成した口パターンは様々なモデルデータに組み込みやすい形式で出力され、2D/3Dモデルの両方に活用することができる。
なお、2020年12月29日(火)20時より、YouTubeなどのプラットフォームで、『Kizuna AI(キズナアイ)』によるワンマンライブ「Kizuna AI 2nd LIVE hello,world 2020」が無料で開催されるとした。(HC)
(YouTube配信枠:https://youtu.be/et_0xOzrKaE)