レオクランは調整一巡、21年9月期大幅増収増益予想
- 2020/12/30 08:24
- 株式投資ニュース
レオクラン<7681>(東2)は、医療施設にコンサルティングや医療機器販売を行うメディカルトータルソリューション事業を主力としている。21年9月期は医療機器等一括販売の端境期が徐々に解消されて大幅増収増益予想としている。収益回復を期待したい。株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。
■メディカルトータルソリューションが主力
新増改築時の医療施設にコンサルティングや医療機器販売を行うメディカルトータルソリューション事業を主力として、医療機関で撮影されたCTやMRI等の医用画像を遠隔診断して情報提供する遠隔画像診断サービス事業、介護・福祉施設向け給食事業も展開している。
成長戦略として、営業力の強化、顧客スコープの拡大、事業領域の拡充、付加価値の拡大、ビジネス機会の最大化などを推進している。
■21年9月期大幅増収増益予想
21年9月期の連結業績予想は、売上高が20年9月期比11.8%増の245億93百万円、営業利益が72.6%増の3億52百万円、経常利益が75.5%増の3億63百万円、純利益が97.0%増の2億38百万円としている。
セグメント別の計画は、メディカルトータルソリューション事業が12.5%増収で2.4倍増益、遠隔画像診断サービス事業が3.4%減収で0.6%増益、給食事業が0.2%増収で36.5%減益としている。
20年9月期は大型案件の端境期で業績悪化したが、21年9月期は主力のメディカルトータルソリューション事業において、医療機器等一括販売の端境期が徐々に解消される見込みだ。大型案件の増加による利益率改善、深耕営業による付加価値向上も推進して大幅増収増益予想としている。
新型コロナウイルスの影響で中断していた病院の新増築計画も徐々に動き出す見込みであり、次期以降の仕込みも推進する方針だ。本格的な受注回復は22年9月期以降の見込みとしているが、収益回復を期待したい。
■株価は調整一巡
株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。12月29日の終値は2233円、時価総額は約44億円である。