ツインバード工業が再び急伸、コロナ禍の材料株として今年も人気化する期待が強い様子
- 2021/1/4 10:24
- 材料でみる株価
■ワクチン保管用の「FPSC」に「問い合わせ多数」
ツインバード工業<6897>(東2)は1月4日、再び動意を強め、19%高の1619円(257円高)まで上げたあとも10時にかけて230円高前後で推移し、大きく出直っている。
新型コロナワクチン冷凍保管用のフリーザーボックス「FPSC」が注目され、昨2020年10月下旬から人気化して波状的に高値を更新する相場を形成。直近は一服相場だが、昨年12月に信用取引規制が解除されたこともあり、コロナ禍の材料株として注目度は強いようだ。
同社ホームページには、「昨今の(中略)報道等から、当社のFPSCまたはそれに関する製品のお問い合わせを多数頂いております」との掲示があり、「FPSC」(フリーピストン・スターリング方式冷凍機)は、数分でマイナス80度に到達する強力な冷却性能のほかに、正確な温度制御が可能で小型であることなどの点で、ワクチンなどの医薬・バイオ分野にとどまらず食品・物流分野などに幅広い需要が見込めるとみられている。(HC)