【株式市場】<新年初取引>日経平均は後場150円安前後で小動きを続け丑年は低い位置からスタート

株式

◆日経平均は2万7258円38銭(185円79銭安)、TOPIXは1794.59ポイント(10.09ポイント安)、出来高概算(東証1部)は後場伸びず9億5648万株

 1月4日(月)<新年初取引>後場の東京株式市場は、円相場が1ドル102円台に入る円高となったことなどで、前引けにかけて戻したトヨタ<7203>(東1)が再び下げ幅を広げ気味に推移。一方、空飛ぶ携帯基地局構想が伝えられたソフトバンク<9434>(東1)は時間とともに上げ、日本アビオニクス<6946>(東2)は発熱者検査サーモグラフィなどが材料視されて一段と強張り、材料株物色の色彩が強まった。日経平均は145円安(2万7300円)の水準を上値に一進一退の小動きとなり、大引けは昨年末に続き2日続落となった。

 午前11時頃に始まった首相談話で新型コロナワクチンの接種を2月下旬にも開始できるよう準備したいとの方針が示され、注射針素材の日本金属<5491>(東1)が13時にかけ一段高。ワクチンは低温保存ということで液化ヘリウムなどの東邦アセチレン<4093>(東1)は一段と出直り拡大。ニューラルポケット<4056>(東マ)は12月決算への期待強まるとされ一段高続伸の出直り継続。プラコー<6347>(JQS)は中空成形の医療機器部品が注目されストップ高。

 東証1部の出来高概算は後場伸びず9億5648万株(前引けは5億4066万株)、売買代金は1兆9442億円(同1兆787億円)。1部上場2187銘柄のうち、値上がり銘柄数は495銘柄(前引けは420)銘柄、値下がり銘柄数は1629(同1694)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けと同じく2業種(情報/通信、電力/ガス)の値上がりにとどまった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る