日立造船は全固体リチウムイオン電池も注目され値上がり率トップ

■証券会社の投資評価を受けて動意を強め材料株妙味が再燃

 日立造船<7004>(東1)は1月7日の前場、一時16%高に迫る677円(92円高)まで上げて2017年以来3年ぶりの高値に進み、前引けも13%高の662円(77円高)で東証1部の値上がり率トップとなった。

 直接的には、SMBC日興証券が6日付で新たに投資評価を開始し、目標株価を800円に設定したと伝えられたことが材料視されたほか、次世代バッテリーとして注目される全個体電池の開発でも、全固体リチウムイオン電池「AS-LiB」を発表済みであることなどが注目された。

 米国のジョージア州上院選を受けてバイデン次期大統領が提唱する地球温暖化対策が推進されるとの見方が強まり、次世代エネルギー関連株などに期待が強まっている。(HC)

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