神栄が後場一段高、「中国現地法人を統合」が材料視され年初からの急騰相場が再燃

■最近は新型コロナワクチン用「温度ロガー」材料に3倍高

 神栄<3004>(東1)は1月15日の後場一段高となり、14時にかけて一時ストップ高の2020円(400円高)まで急伸した。同日付で、「中国現地法人統合のお知らせ」を発表。年初から13日にかけて急騰した相場が再び熱を帯びる形になった。

 1月15日付で、同社グループの中国現地法人である神栄(上海)貿易有限公と神栄商事(青島)貿易有限公司が、今後の事業拡大に向けた体制強化のため2021年4月1日付にて統合すると発表した。

 同社株は昨年末の終値811円から1月13日には一時2382円まで3倍近く急騰した。昨年10月、新型コロナウイルス感染症ワクチンの物流(保管・輸送)のための「温度ロガー」発売を発表して材料株妙味がくすぶり続け、1月8日に5000台受注と発表し、起爆材料になった。この急騰相場から一段高に発展するか注目されている。(HC)

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