スガイ化学は新型コロナ重症患者の増加など材料視され大きく出直る

■気管支収縮抑制、血栓防止などの中間物を供給

 スガイ化学工業<4120>(東2)は1月20日、10%高に迫る1737円(152円高)まで上げた後も1700円前後で推移し、1月13日につけた高値1790円に向けて大きく出直っている。

 新型コロナ重症患者の増加や病床の逼迫が言われる中、「医薬中間物」では、気管支収縮抑制作用を有する新しいタイプの喘息薬の中間物を供給するほか、高血圧症、糖尿病薬及び高脂血症の治療薬、血栓防止剤などの中間物を供給。材料株妙味が強い銘柄として注目されている。

 第2四半期の業績(2020年4~9月、累計)は、売上高が前年同期比17%増加し、営業利益は同40倍の2億円。未定だった3月通期の予想値も発表した。(HC)

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