電通グループが大きく出直る、本社ビル売却の観測報道を材料視
- 2021/1/21 09:51
- 材料でみる株価
■テレワークなどにより足元の出社率は最大2割程度と伝えられる
電通グループ<4324>(東1)は1月21日、大きく出直って始まり、取引開始後は6%高の3230円(190円高)まで上げ、昨年12月28日以来の3200円台回復となっている。地上48階建の本社ビル売却の観測報道が伝えられ、材料視されている。
21日付の日本経済新聞・朝刊が「電通グループは東京都港区の本社ビルを売却する検討に入った」などと伝えた。東京・汐留にある地上48階、高さ約210メートルのビルで、テレワークやサテライトオフィス勤務などの導入により、足元の出社率は最大2割程度にとどまる状況になっているという。国内の不動産取引として過去最大級の3000億円規模になるとし、「月内にも優先交渉先を選び、本格交渉に入るもよう」(同)と伝えた。(HC)