【株式市場】景気敏感株の足並みそろわず日経平均は後場も軟調に推移し前日比で反落

株式

◆日経平均は2万8631円45銭(125円41銭安)、TOPIXは1856.64ポイント(4.00ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億1752万株

 1月22日(金)後場の東京株式市場は、ホンダ<7267>(東1)高島屋<8233>(東1)などが一段安く始まり、政府が東京五輪の無観客開催も選択肢と伝えられたため景気に影響との見方があった様子。一方、前場ジリ安だったTDK<6762>(東1)は回復など調整一巡の銘柄も。日経平均は前引けより30円ほど安く始まったあと徐々に下げ幅を縮め、一時60円09銭安(2万8696円77銭)まで戻す場面があった。前日比では反落。

 後場は、日本郵船<9101>(東1)が13時にかけて再び上値を指向し、川崎汽船<9107>(東1)は大引けにかけて尻上がりになり、中国発のコンテナ運賃上昇など材料視。エイトレッド<3969>(東1)は四半期2ケタ増益などが好感されジリ高継続。日本化学産業<4094>(東2)は2次電池用正極材を住友鉱<5713>(東1)が増産との報道が材料視され一段高。ALBERT<3906>(東マ)は12月のマイナビとの提携などが言われて一段ジリ高。アクセスG・HD<7042>(JQS)は今3月期からの優待開始などが材料視され出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は12億1752万株(前引けは6億4061万株)、売買代金は2兆3734億円(同1兆2429億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は694(前引けは707)銘柄、値下がり銘柄数は1416(同1360)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、その他製品、電力/ガス、石油/石炭、化学、精密機器、ゴム製品、建設、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る