テモナは反発の動き、21年9月期大幅増収増益予想
- 2021/1/28 08:59
- 株式投資ニュース
テモナ<3985>(東1)はサブスクリプションビジネスに特化したEC支援企業である。21年9月期は積極的な事業展開で大幅増収増益予想としている。EC市場拡大も追い風として収益拡大基調を期待したい。株価は上値を切り下げる形でやや軟調だったが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。
■サブスクリプションビジネスに特化したEC支援企業
サブスクリプションビジネスに特化したBtoC事業者向けEC支援企業である。主力サービスは、従来の主力だった健康食品・化粧品業界向け単品通販・定期通販システムたまごリピートから、後継サービスであるショッピングカートシステムのサブスクストア(旧たまごリピートNext)にシフトしている。
またB2B通販専用Web受発注サービスのサブスクB2B、美容院向けのサブスクビューティ、実店舗向けのサブスク@なども展開し、サービスラインの拡充やターゲット市場の拡大を推進している。システム利用料、決済手数料、流通額に応じた成果報酬などが収益源となる。
■21年9月期大幅増収増益予想
21年9月期連結業績予想は、売上高が20年9月期比26.5%増の29億10百万円、営業利益が2.1倍の3億78百万円、経常利益が2.0倍の3億49百万円、純利益が2.1倍の2億09百万円としている。
サブスクストアの拡販を中心とする積極的な事業展開で大幅増収増益予想としている。EC市場やサブスクリプション市場の拡大も追い風として収益拡大基調を期待したい。
■株価は反発の動き
株価は上値を切り下げる形でやや軟調だったが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。1月27日の終値は1017円、時価総額は約114億円である。