インテリジェントウェイブは21年6月期2Q累計が計画超の増収・2桁営業増益と順調

(決算速報)
 インテリジェントウェイブ<4847>(東1)は、2月3日の取引時間終了後に21年6月期第2四半期累計業績を発表した。計画超の増収・2桁営業増益と順調だった。そして通期増収増益予想を据え置いた。通期ベースでも好業績を期待したい。株価は12月の直近安値圏から切り返して反発の動きを強めている。第2四半期累計の好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。

■21年6月期2Q累計は計画超の増収・2桁増益、通期予想据え置き

 21年6月期第2四半期累計の業績(非連結)は、売上高が前年同期比5.7%増の52億47百万円となり、営業利益が10.0%増の4億05百万円、経常利益が17.0%増の4億21百万円、純利益が20.5%増の2億85百万円だった。

 期初計画(売上高50億円、営業利益3億80百万円、経常利益4億円、純利益2億80百万円)を上回り、増収・2桁増益だった。大手カード会社やシステムベンダ向けのERPシステムや不正検知システムの更新、既存システムの機能追加のためのシステム開発業務などを手掛けた。システム開発、セキュリティ対策製品が減収だったが、保守、自社製品、クラウドサービス、ハードウェア、他社製品が伸長した。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が22億98百万円で営業利益が1億34百万円、第2四半期は売上高が29億49百万円で営業利益が2億71百万円だった。

 通期業績予想は据え置いて、売上高が20年6月期比0.7%増の110億円、営業利益が11.0%増の11億50百万円、経常利益が10.7%増の11億90百万円、純利益が7.6%増の8億20百万円としている。

 大手カード会社向け開発案件、新規にカード事業を開始する顧客向け案件、クラウドサービスの新規案件などで増収増益予想としている。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は12月の直近安値圏から切り返して反発の動きを強めている。第2四半期累計の好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。2月3日の終値は747円で、今期予想PER(会社予想のEPS31円18銭で算出)は約24倍、時価総額は約197億円である。

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