ワールドは急速に持ち直す、450店舗退店などの構造改革に注目集まる

■オフニーズへの変化とらえ選択と集中を一層加速

 ワールド<3612>(東1)は2月4日、時間とともに持ち直す展開となり、取引開始直後は1200円(120円安)まで下げたが、8時30分過ぎには1300円(20円安)まで回復している。

 3日15時に第3四半期決算と今3月通期業績予想の下方修正、構造改革を発表。通期の連結コア営業利益(IFRS基準)は従来予想の6億円から90億円の赤字に見直したが、450店舗の来期退店、グループ会社2社を対象とする100名規模の希望退職者募集、などの構造改革が期待されている。

 発表によると、「強みとしていた女性の外出・通勤といったいわゆるオンニーズから、イエナカ需要に代表されるオフニーズへの変化に十分には追従しきれなかった」が、「新たな市場変化に対応した事業ポートフォリオを整え、『選択と集中』を一層加速」する。「来期を中心に、本構造改革の実施に加え、20年8月5日公表の構造改革効果(年換算約49億円)のフル寄与も見込んでおり、新型コロナウィルスの影響継続を前提とした中でも、収益力の早期回復が出来ると考える」などとした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る