ASIANSTARが譲渡手続き中の不動産売却を中止

■相手先より緊急事態宣言発令等の影響を鑑み見送りたいと

ASIAN STAR(エイシアンスター)<8946>(JQS)は2月4日の15時、2021年2月末日までの引渡し予定で譲渡の手続きを進めていた販売用不動産および仕掛販売用不動産の売却中止を発表した。

 相手先より、昨今の新型コロナウイルス感染再拡大による緊急事態宣言発令等の影響を鑑み、当該開発地の取得を含む開発事業全般について現段階での推進を見送りたいとの意向を受け、4日、相手先と契約解除合意書を締結した。

 ただ、5日の株価は10時30分を過ぎて95円(前日比変わらず)で推移し底堅い展開となっている。

 これにより、2020年12月期に販売用不動産評価損を約34百万円と見込んでいたが、売却の中止にともない、販売用不動産評価損が68百万円程度になる見込みとした。

 なお、20年12月に締結した契約についてはいったん解除とするものの、本件売却に関する協議は継続しており、今後、相手先の開発事業推進の再開と本件引渡の実行が可能となった場合には改めて不動産売買契約を締結する予定。併せて当該相手先以外の候補先への販売活動も継続して行っていく方針。(HC)

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