【特集】「アフター・コロナ」を先取りするに違いない正統派銘柄に照準

日本インタビュ新聞

今週の特集では、「アフター・コロナ」を先取りするに違いない正統派銘柄に照準を当てることにした。製造小売りで値がさ主力株のファーストリテイリング<9983>(東1)の「SPA(自社ブランドを販売するアパレル専門店)」関連株の対抗馬に名乗りを上げた「SPF(食品製造小売り)」関連株である。言い出しっぺのディスカウントスーパーの大黒天物産<2791>(東1)を先頭にバラエティに富んだ銘柄が浮上するだけに、「アフター・コロナ」先取りの新ビジネスモデル株として要マークである。

■食品の製造・販売を一貫展開しアパレルのファーストリテと同業態

大黒天物産は、食品(F)の製造から販売までを一貫して手掛ける食品製造小売り(SPF)で、この事業をアパレル(A)で展開するのがSPAのファーストリテイリング、靴(S)がSPSのエービーシー・マート<2670>(東1)、家具(F)がSPFのニトリホールディングス<9843>(東1)などとなる。大黒天物産は、今年1月26日にこのSPF機能を強化するために187億5000万円を投資して2拠点目の関西RMセンター(京都府木津川市)の建設を発表した。株価は、巣ごもり消費関連株人気や連続最高業績を材料に昨年12月に上場来高値6990円まで買い進まれていただけに、今年1月の今5月期業績の上方修正や最高業績の一段の拡大、関西PMセンター建設には材料出尽くし感を強めたが、SPAのファーストリテイリングが主力株人気を高めているだけに、再度の上値評価に再発進が見込まれる。

同様のSPF株をコード番号順に列挙すると不二家<2211>(東1)、コモ<2224>(JQS)、モロゾフ<2217>(東1)、寿スピリッツ<2222>(東1)、北海道コカ・コーラボトリング<2573>(東2)、コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>(東1)、ダイドーグループホールディングス<2590>(東1)、ロック・フィールド<2910>(東1)、ヤクルト本社<2267>(東1)、神戸物産<3038>(東1)、マルヨシセンター<7515>(東1)などとなる。業績は、コロナ禍のなか好不調が分かれるが、ビジネスモデルの再評価を期待したい。SPF向けのECプラットフォームを手掛けている内田洋行<8057>(東1)にも関連人気が波及する可能性がある。

■PB商品関連株にも重複部分があり出遅れ訂正期待

また小売り株のプライベートブランド(PB)商品株も、一部SPF株に重なる関連性がある。大手量販店のセブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)、良品計画<7453>(東1)、イオン<8267>(東1)のほか中堅・食品スーパーのハローズ<2742>(東1)、PLANT<7646>(東1)、ヤマナカ<8190>(名2)、イズミ<8273>(東1)、ヤオコー<8279>(東1)などとなる。

このほかPB商品の供給サイドとなるオエノンホールディングス<2533>(東1)、ピックルスコーポレーション<2925>(東1)、ティーライフ<3172>(東1)、尾家産業<7481>(東1)、加藤産業<9869>(東1)なども、関連出遅れ株人気が高まりそうだ。

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