【株式市場】バリュー株の巻き返しなどで日経平均は一時609円高まで上げ1990年8月以来の高値に進む

株式

◆日経平均は2万9388円50銭(609円31銭高)、TOPIXは1923.95ポイント(33.00ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増勢となり15億8595万株

 2月8日(月)後場の東京株式市場は、バリュー株の巻き返しとされて鉄鋼株の活況高が続き、前場13%高だった神戸鋼<5406>(東1)は18%高まで一段高。調整含みだった半導体株もアドバンテスト<6857>(東1)が中盤から一段上げて出直りを見せた。日経平均は、ほぼ前引け水準で始まり、多少ダレる場面はあったが値を保ち、大引けにかけて621円37銭高(2万9400円56銭)まで上げて大幅続伸。1990年8月以来の高値に進んだ。

 後場は、「地域限定版GoToキャンペーン」の可能性に担当大臣が言及したと伝えられ、神姫バス<9083>(東2)フジタコーポ<3370>(JQS)が一段高。WASHハウス<6537>(東マ)は12月決算と今期予想に期待再燃とされ次第高。

 東証1部の出来高概算は増勢となり15億8595万株(前引けは6億713万株)、売買代金は3兆3925億円(同1兆6988億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1710(前引けは1651)銘柄、値下がり銘柄数は429(同458)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも33業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、鉱業、海運、銀行、パルプ/紙、倉庫/運輸、不動産、水産/農林、建設、卸売り、などとなった。(HC)

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